第10回 全日本学生ソーラー & FCカーチャンピオンシップ (JISFC)

2008年7月26日(土)〜28日(月)、秋田県大潟村ソーラースポーツラインで開催された 「第10回全日本学生ソーラー & FCカーチャンピオンシップ (JISFC)」 の参戦リポート。


7月26日 1日目

この日は、9時に前日の予選により決定されたスターティンググリット順でスタート。

長年の使用に耐えかねたのか?3つの発電系統のうちのひとつのAERL製MPPTがレース前に壊れ、太陽電池モジュールをバッテリに直結して被害を最小限 に抑えました。 さらに、レース終盤でパンクし、今日は14周にとどまってしまいました。 しかし、パンクの影響でバッテリは予定通り使い切れなかったので、明日以降は悪天候になれば順位的には上げられるかも?


7月27日 2日目

WSR/JISFCの2日目は、「曇り」という天気予報に対して実際には「晴天」。

ライトパワープロジェクトの「TOKAI FALCON」は、前日使い切らなかったバッテリのエネルギーを使い順調に周回を重ねています。 メンバーによるエネルギーマネジメントも2日目と言うことで多少慣れてきた模様。 プロジェクトとしては、今秋に南アフリカソーラーチャレンジに参戦予定で、今大会はメンバーの実戦練習も兼ねています。

結局、この日は最後まで曇ることはありませんでした。しかし、最終日の天気予報は相変わらず雨。「降水確率は70%で晴れ間も見えるが激しい雷雨も降る」という荒れ模様が予想されています。そこで、初日と同様にバッテリ残量を温存するか、しないかでエネルギーマネジメント戦略が分かれたようです。


7月28日 3日目 (最終日)

3日目最終日、夜中に雨が降ったものの、朝方は時折陽が差す曇り空で、予想したほどは天候が悪化しませんでした。

しかし、8時のスタート後間もなく雨が降り始め、9時半頃から激しい雨に変わる。夜中の雨でもともとあったコース上の水深も深くなってしまいました。 また、各地で大きな被害をもたらした前線の接近であるだけに、大会本部は安全確保を優先させ、レース終了時刻を5時間繰り上げ10時でゲートクローズとすることを決定しました。

レース中止後に天候は回復しましたが、そのままレースは終了。 東海大学チャレンジセンター ライトパワープロジェクトの 「TOKAI FALCON」 は、3日の合計周回数33周で フルサイズストッククラスの中でトップ(JISFC2位,総合6位)となりました。

東海大学チャレンジセンター  チーム代表 渡辺 友香里 さんのコメント
今回は、大きなトラブルにはなりませんでしたが、パンクやMPPT故障などや、時間管理の甘さなどが起きてしまいました。でも、9月下旬に行われる南アフリカでのソーラーカー大会出場に向けて、いろいろと勉強になりました。

>>大会公式WEBサイト - 2008 WSR・JISFC