テレメータ

一般にテレメータとはテレメトリ(遠隔測定法)を行うための装置で、その主な役割は観測したデータを離れた場所で取得することです。 TSRPでは現在、機体内で取得した位置情報をアールエフリンク社製のRM-92A無線機を使用し、地上に設置された地上局へ送信しています。 また、地上局では以前は指向性アンテナを使用していたため機体を目で追い、手動で追尾する必要がありましたが、現在では無指向性アンテナを使用し、 アンテナを5m程度の高さに設置することで機体から送られてくるデータの受信を行っているため追尾する必要がなくなっています。 今後の高高度の打ち上げでも確実な機体回収を可能とするために位置情報の取得は必要不可欠です。そのため、位置情報の送信を主な目的としてきましたが、 今後は高高度を目指していく上で、機体回収が困難になった場合でも飛行データを確保できる様に位置情報以外のデータ(加速度、ジャイロ、気圧、温度等)を無線機により送信する機能の追加も随時行っていく予定です。

テレメータ受信局
テレメータ計器