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 ここでは、障害者自立支援プロジェクト(パンdeラポール)が取り組んできた活動実績を紹介します。

● ブランドイメージ● 移動販売車(外装)● 移動販売車(内装)● カタログ
● クリップボード● 販売備品● 販売テント● アンケート調査
● 成果発表● 製造工程の改善● 東海大学内販売企画

● ブランドイメージ

 ブランドイメージを確立させるため、ロゴの作成を行いました。
 一目見て「Rapprt Seika(秦野精華園が販売するパンのブランド名)」のイメージが伝わるロゴを目指しました。

 東海大学教養学部デザイン学課程:戸谷毅史教授によるご指導の下、所属する学生がアイディアを出し合い、そのアイディアを基にプロジェクトメンバーと秦野精華園の職員と一緒に意見交換などを行うことで、更にイメージを膨らませ、最終的にイメージを絞っていきました。
(※右図は提案されたロゴイメージの一部)

 話し合いの末、良かったロゴデザインを決定し、その決定したデザインの“字体・穂のバランス・カラー”の微調整を行い、より「Rapport Seika」にふさわしいロゴデザインに仕上げました。

 「Rapport Seika」のロゴコンセプトは
  • パンのふっくらとしたイメージの穂を形に
  • 手作りパンのおいしさが伝わるように
  • 今後の発展を印象づける元気な印象に
を基に、「Rapport Seika」のロゴは作成されました。

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● 移動販売車(外装)

 これまで秦野精華園のパン販売は、店舗バザーの固定販売のみでした。そこで、より販売の機会を増やすために、移動式の販売方法をとることにしました。そのために製作されたのが移動販売車です。

 移動販売車の外装デザインも東海大学教養学部デザイン課程:戸谷毅史教授による指導の下、所属する学生がアイディアを出し合い、プロジェクトメンバーと秦野精華園の職員との打ち合わせを重ねていきました。
 決定したロゴデザインを使用し、客観的に見られた時をイメージしてデザインを考え、そしてイメージを絞っていきました。

 最終的に右図の赤丸でくくられたデザインに決定し、その決定したデザインを図面に起こした後、(株)アサイマーキングシステム協力の下、マーキング(印刷したフィルムを車のボディに貼る作業)を施しました。
 完成された移動販売車は、大きなロゴ・屋根のオレンジカラーが目をひくデザイン・パンの焼き色をイメージしたグラデーションを特徴とした仕上がりになりました。

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● 移動販売車(内装)

 移動販売車に搭載するパンの販売棚を製作するにあたり、エンジニア設計に詳しい東海大学チャレンジセンター ライトパワープロジェクトに協力を依頼しました。
 使い勝手を良くするため、販売棚は、棚が手前に引き出せるような構造を採用しました(写真右)。また、背の低い方でも手軽にパンが取れるように棚の高さを調整しています。
 さらに、パンの美味しさを演出するため販売棚の上に電球形蛍光灯を設置、音楽を流すためのスピーカも設置しました(写真左)。

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● カタログ

 より多くの方々に「Rapport Seika」の存在とパン品目を知っていただくために、カタログ作成を行いました。
 プロジェクトメンバーと秦野精華園の職員と一緒にアイディアを出し合い、意見交換などを重ね、イメージを膨らませていきました。

 まずは基本構成をつくり、撮影したパンを図面に加え、美味しさを演出するために、配置・構成を何度も何度も検討していきます。
(※左図は提案されたカタログイメージ)

 そして完成したカタログが以下です。表側(左)は「美味しさ・にぎやかさ」を演出し、裏側(右)は「おすすめパン」を中心に配置し、コメントも記載しました。また、連絡先・販売先も記載しています。


 またこのカタログは手軽に持ち運びが出来るように、「A4サイズの三つ折り方式」を採用しています。折りたたむと写真左が表紙、写真右が裏表紙となります。

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● クリップボード

 販売しているパンが一目で分かるようにするため、クリップボードの作成を行いました。

 華やかさ・分かりやすさを目標とするだけではなく、店頭にて利用しやすさも検討した上で、プロジェクトメンバーと秦野精華園の職員と一緒にアイディアを出し合って、イメージを膨らませていきました。

 そして「Rapport Seika」のイメージを基に、優しさ・元気さが伝わるような以下のデザインに仕上げました。

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● 販売備品

 美しさ・品名・価格・販売状態を分かりやすく示すため、プライスカード・看板・テーブルクロスの作成を行いました。ブランドカラーである、オレンジ・チョコレート・ベージュで仕上げました。

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● 販売テント

 ブランドカラーのオレンジと茶色を基調に、品のあるデザインを考案。かつ、視認性を高めるために、すべての面にロゴを配置しました。

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● アンケート調査

 東海大学を販売ターゲットとするため、東海大学教養学部:堀真奈美准教授による指導の下、所属する学生が2007年10月下旬に、東海大学生文系200名を対象としたアンケート調査を実施しました。

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● 成果発表

 これまで秦野精華園と協働で取り組んできた成果を「シンポジウム・オープンセミナー」として発表しました。
 今年は、3月26日に東海大学湘南キャンパス松前記念館、6月6日に「社会福祉法人 かながわ共同会 愛名やまゆり園(厚木市)」にて、2回の発表を行いました。

関連トピック>>
2008年3月26日:東海大学湘南キャンパス松前記念館にて、シンポジウムを開催
2008年6月6日:厚木市 愛名やまゆり園にて、オープンセミナーを開催

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● 製造工程の改善

 パン製造工程の改善を目的として、パンオーブンにタイマーを設置しました。
 従来の製造工程は、

午前9時より生地作り

午前11時以降オーブン稼働

午後3時にパン完成

という流れでした。
 しかし、今後の販路拡大において、従来よりも多くのパンを生産するには、より早い時間帯から作業を行わなければなりません。しかし、秦野精華園で使用されているオーブンにはタイマー機能が付いておらず、またオーブン稼働から内部が温まるまで1時間もの時間を要します。
 そこでこのオーブンにタイマー機能を追加させる事により、朝早くから自動的にオーブンを稼働させ、職員・利用者が作業に取り掛かる時間にオーブンが温まれば、作業効率の向上が望めます。

 タイマー機能設置の結果、現在では午前7時30分からオーブンを稼働させることができ、同時並行で2回目以降の生地作り・成形が可能となり、結果これまでの3倍の生産量を達成することが出来ました。

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● 東海大学内販売企画

 東海大学の構内では、許可された業者のみが営利活動を行うことができます。そこで営業許可を得るために、プロジェクトメンバー全員で企画書を作成しました。
 東海大学内販売の目的は、

「東海大学内において秦野精華園の食品班製造のパンを販売することで、販路確保における実績の向上やそれに伴う精華園の利用者の自立を支援する」

またメリットとして、
  • 秦野精華園食品班の売上向上
  • 学生や地域への障害者自立支援の理解
  • 地域の活性化
  • USR型※の人材育成
  • 学食の混雑解消、販売施設不足の解消
  • プロジェクトの知名度向上、それに伴った新メンバーの確保が見込まれる
などが挙げられます。
 企画書を作成するために、販売場所となる箇所の視察を行いました。
 そして2008年4月17日(木)12時、無事に東海大学内販売を実現させました。販売開始の4月17日から販売終了の6月26日までの全19回の販売で、総売り上げ額:747,730円を記録し、秦野精華園食品班の自立に大きく貢献することが出来ました。

※USR型についてはこちらを参照して下さい。

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