VWSC閉会後、学生たちは速やかに帰国し、10月31日霞ヶ関ビル35階の東海大学校友会館で「ワールド・ソーラー・チャレンジ優勝報告会」を開催しました。 この時の資料はこちらからダウンロードできます。PDF(6.6 MB)
本日はVWSC本戦5日目、本日はダーウィンから2561km地点の場所からスタートし、アデレードまで残り500kmを切ります。午前中は100km/hほどで順調に飛ばし、アデレードに入ると予想通り天候が悪化し小雨が降ってきました。前々からバッテリーを温存しつつ粘り強いHIT太陽電池を持つTokai Challengerには追い風となり、速度を落とさず100km/h前後を維持しながら走行しました。そのまま最後のコントロールポイントに到着し、東海大学が優勝しました。記録は走行時間32時間45分で平均速度91.54km/h。歴代のシリコン太陽電池(6m2制限)で最速記録をつくり大会2連覇を達成した。
5日目のレースが始まる | キャンプ地から出発 | C.P.9でリードを持ちつつ出発 | 向かうはゴール |
待ちに待ったアデレード郊外のゴール | 場所を移動しヴィクトリア・スクエアで歓迎を受ける |
本日はVWSC本戦4日目、本日の午後から明日にかけて天候が曇りになる可能性があるので、バッテリーを温存しながら走行しました。このため後続のデルフト工科大学が追い上げ、レース終了時には20分ほどに短縮されました。しかし東海大学はバッテリー残量も多く、今後の天候が不順になった場合に大きなアドバンテージになります。
明日は残りの500kmほどを着実に走破し、優勝を目指します。
本日はVWSC本戦3日目、昨日の森火災により全チームともバッテリーが満充電の状態でスタートです。また火災は完全に鎮火されたわけではないので、十分に気をつけながら走行しました。火事周辺は地面が焦げており、あちらこちらで燻っていました。
ソーラーカーは新たに新設されたコントロールポイントのTi Treeから次のコントロールポイントのAlice Springsへ移動中に道路の近くで竜巻が発生していました。ソーラーカーに直接影響はありませんでしたが、本日は自然災害に紆余曲折された一日でした。さらに午後4時には次のコントロールポイントのKulgeraに到着し、30分停車しました。この時点で2位のデルフト工科大学とは32分の差が開いています。
昨日からの火災現場 | Ti Tree(C.P.5)到着 | 道路の近くに竜巻が発生 | Alice Springs(C.P.6)到着 |
本日はVWSC本戦2日目、ダーウィンから716km地点から1つのコントロールポイントを通過して1100km地点まで順調に移動しました。しかし、コントロールポイントのTennant CreekとBarrow Creekの間で火事が発生し、大会側が100km手前の地点のWauchopeを一時的にコントロールポイントに変更し鎮火まで待機していましたが、本日中に回復が不可能なことから本日のレースを終了しました。あすのコントロールポイントがTi Treeに変更になりました。またどのチームもフル充電の状態でスタートです。
現在の順位は1位が東海大学、2位が4分差でデルフト工科大学、3位が10分差でミシガン大学です。なお4位以下のチームとは依然大きく差が開いています。
日の出から日野トラックで充電 | Tennant Creek(C.P.3)到着 | 自然災害なのでお手上げ状態 | Wauchope(C.P.4)待機中 |
本日はVWSC本戦1日目です。東海大は予選5位なのでトップと4分差の8:34にスタートしました。レースは着々と順位あげ第一のコントロールポイントでは、ミシガン大学(University of Michigan),デルフト工科大学(Nuon Solar Team)を抜かし一位に躍りでました。しかし他チームの追い上げによって、トップの3チームによる僅差の勝負となりました。本日の結果は東海大学が1位でダーウィンから716kmの地点ですが、1分ほどの差で2位のデルフト工科大学、5分ほどの差で3位がミシガン大学です。今夜のキャンプ地は東海大学とデルフト工科大学が同じ場所でした。
キャサリン(C.P.1)に到着 | ダンマラ(C.P.2)で充電 | レース終了後の充電 | あすのレースに備える |
本日はVWSC予選です。昨日と同様にダーウィン郊外にあるヒデュンバレー・サーキットで予選を行いました。早朝から予選が開始され、周りの注目を浴びて「Tokai Challenger」の走行しました。しかし、モータコントローラー周辺の回路で不具合が発生し非常停止ボタンが作動し走行ができませんでした。その後、調整を重ね走行させることができ、篠塚氏が運転するソーラーカーがヒデュンバレーサーキットを一周2分7秒という記録で走りましたした。
この予選のタイムが5位だったので、あすの本戦の出発順はこの順位で出発します。
電装系の調整中 | 他チームの注目を浴びる | 走行サーキットに進入する | 走行するチャレンジャー |
あす15日はVWSC予選。これに先立ちダーウィン郊外にあるヒデュンバレー・サーキットで走行練習を実施しました。午前中に、前日通過できなかったドライバーに関する内容を再車検し、その後サーキットへ移動しコースを周回しました。
サーキットではコースを9周し、手元の計測器で最速タイムが一周2分12秒でした。
ヒデュンバレー・サーキットにて | 順調に周回するチャレンジャー |
早朝7:00からフォスキー・パビリオンに到着して、公式車検を受けました。テスト内容はソーラーカーの安全性が大会規定に順守されているかをチェックしていきます。ドライバーの脱出テストやリチウムイオンバッテリの取扱いなど多岐に及びます。この車検の時間が、私たちの前大会の勝者「Tokai Challenger」と、2001〜07まで4連勝したデルフト工科大学(オランダ)の新車体「Nuna 6」が近かったため、お互いに新車体を公開し合う内容になりました。
昼からは、大会側が指定した全長54kmの一般公道でソーラーカーの走行テストを行いました。3名のドライバーが1往復と半分の、計100km程度を走行しました。
今夜、特別アドバイザーの篠塚建次郎氏と菊田剛広氏が作業場であるトヨタ・ダーウィン・ブランチに到着しました。
ソーラーカーの搬出 | 公式車検の受付 | ダーウィン郊外での走行テスト | エスコートカーでサポート |
あさ8時に作業場に到着し、電装系のメンバーがリチウムイオンバッテリー組み立てを行いました。前日から引き続き行ったため昼ごろには組み立てを終え、太陽が出ている間に太陽電池の発電テストを行いました。結果は期待通りの1kWを超える発電を確認することができました。
同時進行でエスコートカーの整備を進めています。本戦のレースではソーラーカーの安全確保をしたり、風速や日照量を計測しエネルギーマネジメントに活かすという役割があります。
さらに、本日10月12日は前年度リーダーで今年度ドライバーを務める伊藤樹さんの誕生日なので、夕食後のミーティングの直後にバースデーケーキを用意し全メンバーから祝福しました。
発電テスト中 | エスコートカーの整備中 | Happy Birthday ! |
本日12時ごろにトヨタ・ダーウィン・ブランチで公道車検を受けました。Tokai Challengerは特に問題もなく無事に公道車検をパスすることができました。これにより、指定された公道を走行することが許可されました。また、本番用バッテリも着実に組みあがっており、明日は発電テストを予定しています。
公道車検の様子 | 車検をクリア | 夕食後のミーティング |
9日、ライトパワープロジェクトソーラーカーチームは成田空港を旅立ちました。翌日、15時30分ごろにメルボルンからソーラーカーや物品の輸送を行っていた先発隊とソーラーカーの整備スペースを提供していただいたトヨタ・ダーウィン・ブランチで合流しました。合流後、ソーラーカーや太陽電池にダメージが無いことを確認し、各自車体整備の作業を開始しました。
2011WSCを目前に控え、先発の遠征メンバーが5日の昼頃にメルボルン空港に到着し、その後、商船三井ロジスティクスとの協力で輸送したソーラーカーと遠征物資を無事に受けとりました。
6日からレース開始地のダーウィンを目指し日野自動車の協力を受けたトラックで輸送をします。
メルボルンに到着 | MOLの倉庫 | 空輸したソーラーカー | 物資をトラックに移す |
東海大学湘南校舎で、ライトパワープロジェクトが製作した新型ソーラーカーと、今年のオーストラリア大会への出場に関する発表を行いました。同時に、今後の目標やスケジュールなどの詳細も公開しました。
午後1時から17号館2階ネクサスホールにて「ワールド・ソーラー・チャレンジ参戦車両および参戦体制発表会」を行いました。 内容は東海大学ソーラーカーチームが新車「2011年度型 Tokai Challenger」を完成させ、今年の秋に行われるオーストラリア縦断レース「World Solar Challenge」に この時の資料はこちらからダウンロードできます。PDF(6.5 MB)
秋田県大潟村ソーラースポーツラインで、ソーラーカー「2011年型 Tokai Challenger」の走行テストを行いました。