大学と企業の枠を超え、ソーラーカーで世界へ挑戦

太陽光から発電した電気で走るソーラーカーは環境に優しく、環境問題への意識が高まる現代社会からも多くの期待が寄せられています。
「東海大学ソーラーカーチーム」は、学生が多くの企業の方々と連携して、最新の技術が結集したソーラーカーを製作、国際大会で輝かしい成績を多く残しています。

大会について

太陽光発電をはじめとする創エネ・省エネ技術の発展を加速させる

ソーラーカーは太陽電池で発電した電気を使い、モーターで走行する自動車です。
ガソリンを使わず、排気ガスも放出することのない究極のエコカーとも言えます。
温暖化ガスや放射性廃棄物を出さない自然エネルギーは、様々な方面から注目を集めており、実用化が待ち望まれています。

私たちは、
「創エネ・省エネルギー技術の素晴らしさを多くの人に伝える」
「省エネルギー技術の発展をさらに加速させていく」

ことを目標に
ソーラーエネルギーの発展のため、様々な企業様と連携しながら開発を行っています。

東海大学のソーラーカーの研究開発は、1991年までさかのぼります。
学園プロジェクトの一つとして、省エネルギー性能に優れた電気自動車及び次世代エネルギーであるソーラーエネルギーに着目したことをきっかけに始まりました。
その後、学園プロジェクトから工学系教員による共同研究、学生有志によるソーラーカー研究など、形を変えて引き継がれていきました。

2006年のチャレンジセンター開設を機に、産官学連携による学生プロジェクト
「ライトパワープロジェクト(LPP)」
のソーラーカーチームとして現在に至っています。
以来、ソーラーカーチームは学部学科を超えた学生が一堂に会し、
大学での「ものつくり」の研究成果を実践する場として世界最高峰のレースに挑戦しています。

大学と企業の枠を超えソーラーカーで世界へ挑戦

ソーラーカーの開発・設計は学生主体で行われていますが、究極の省エネルギー性能を実現するためには多くの企業様のご支援なくしては達成できません。
例えば、超軽量車体の開発には東レ様の最新の高強度炭素繊維「M40X」を、
ソーラーカー専用タイヤにはブリヂストン様からの耐パンク性・低転がり性が向上した「ECOPIA with ologic」
など、これからの世の中を支える数多くの日本の最先端技術を提供していただいています。

企業様との連携だけでなく、地域社会での活動も積極的に行っています。

「エコカー教室」は東海大学湘南キャンパスの近くにある大根小学校の4年生を対象として毎年開催されています。
電気自動車とソーラーカーを通じて省エネルギー技術の大切さや、ものづくりの楽しさを伝える講義形式の活動を行っています。
小学生に教えるという機会だけでなく、それによって環境問題の深刻さや、取り組みの大切さをメンバーが再確認する場にもなっています。

その他にも首都圏近郊の多くの展示会・イベントに出展しています。
多くの方々がソーラーカーを実際に間近で見ていただくことによって、私たちの活動のPRをおこなっています。
さらにソーラーカーについて学生自身が説明し、身近なところでのソーラーエネルギー技術の魅力を伝えています。