東海大学
東海大学チャレンジセンター

トップページ

プロジェクト紹介

活動報告

コラム

メンバー募集中!

リンク

お問い合わせ

免責事項


 ここでは、私たち、障害者自立支援プロジェクト(パンdeラポール)が発足されるまでの秘話を紹介します。

● 第一章 障害者自立支援法の施行● 第二章 東海大学への一通のメール
● 第三章 「パンdeラポール」という名の由来

● 第一章 障害者自立支援法の施行

 2006年10月に「障害者自立支援法」が施行されました。この法律のメリットは、
  • 障害の種類に関係なくサービスが受けられること
  • 就労機会を支援する場の強化
 などが挙げられます。
 それまで障害者は、障害の種類に応じたサービスしか受けることができませんでした。また、働きたいと考えている障害者への就労支援が充実していないなどの問題がありましたが、この障害者自立支援法により、そういった問題が解決できるという期待がされています。

 しかしその反面、これまで障害者の負担が「応能負担」だったのが、この障害者自立支援法によって「応益負担」となり、障害者が受けたサービスの1割を負担しなければならなくなっただけでなく、食費も実費負担となり、障害者の負担額はこれまでに比べて多くなってしまいました。

 この法律を受けて「社会福祉法人 かながわ共同会 秦野精華園」では、これから先、障害者が地域での自立した生活を実現するための就労移行が重要であり、こうした就労技能を身に付ける事業の立ち上げの必要性があると考えました。
 そこで秦野精華園の事業の1つである、製パン事業を就労継続支援A型として立ち上げ、障害者の自立を目指すプロジェクトを考案しました。
 そして、神奈川県の最低賃金となる時給736円(平成19年10月19日現在)で、約9万円の給与を取得できるくらいの就労技能を身に付けることを目指すことになりました。

 でも、そのためにはどうしたらいいのか?そこで、一通のメールを送ったのでした。

>>このページのトップへ


● 第二章 東海大学への一通のメール

 「とにかく話を聞いて欲しい!」
 2007年7月、この思いを込めた一通のメールが「かながわ共同会 秦野精華園」から送信されました。それが出会いのきっかけでした。秦野精華園が東海大学チャレンジセンターに協働企画をもちかけたのです。
 メールの主旨はこのようなものでした。
  • 障害者自立支援の促進のための取り組みであること
  • 大学生の専門知識を活かした商品開発や技術向上を目指すこと
  • 販路拡大のために東海大学構内で販売を開始できる可能性について
 それ以降、企画実現に向けた話し合いが重ねられました。
 そして2007年10月、東海大学チャレンジセンター特別企画プロジェクトとして「秦野精華園パンプロジェクト(今の障害者自立支援プロジェクト)」が発足しました。

 当初、東海大学でのマーケットを対象とした商品開発を検討していましたが、以下の課題が挙がりました。
  • 一般業者としての東海大学キャンパス内販売参入は、福祉施設にとってハードルが高い
  • 長期休み期間での販売体制
 東海大学キャンパス内での販売は、年間契約に基づいた業者のみが東海大学キャンパス内での販売を許可されているため、一般業者となる秦野精華園の販売参入は難しく、また、夏休み・春休みなどの長期休暇での販売では授業期間のときと比べ、安定した売上を確保するのは難しいと指摘されました。

 そして秦野精華園と東海大学チャレンジセンターとの協議の結果、ターゲットを東海大学に絞るのではなく、移動販売車を導入して秦野市内全域における移動販売を想定した商品開発を検討していくことになりました。

 またこのプロジェクトでは、
  • 大学生の社会貢献への取り組みと学生の専門分野における実践の場としての参加
  • 障害者自立支援の現状理解と施設利用者の地域生活移行の基盤作り
をも目的としています。

 さらなる協議の結果、移動販売車の製作・ブランドイメージ確立・販路拡大ための市場調査が必要であることが挙げられました。
 そして、こうしたことを達成するために、エンジニアに詳しい「東海大学チャレンジセンター ライトパワープロジェクト」、ブランドイメージ確立のために東海大学教養学部デザイン学課程:戸谷毅史教授所属の学生、そして市場調査として東海大学教養学部:堀真奈美准教授所属の学生らがプロジェクトに賛同することになりました。

 また、こうした活動に対して強く関心を示し、外部から駆け付けてくれた他の学生も加わり、プロジェクトは本格的に動き始めました。


 そしてこうした取り組みの結果、まずパンの売上額では2008年6月に過去最高額の116万円にまで上げることができました。また施設利用者の給与平均額が昨年度の約1.5万円に対し、2008年5月では7万円弱にまで上げることができました。

 私たち、障害者自立支援プロジェクトが「かながわ共同会 秦野精華園」と協働で取り組んできた、詳しい活動は以下のページを参照して下さい。

関連トピック>>
これまでの活動実績
活動報告

>>このページのトップへ


● 第三章 「パンdeラポール」という名の由来

 「パンdeラポール」とは、私たち、障害者自立支援プロジェクトの呼称名です。
 2007年度、私たちは障害者自立支援プロジェクトという名で活動していたのですが、2008年度を迎えるにあたって、名前を変更してみては?という声がありました。
 今までの名前では響きがとても硬く、パンとの結びつきも伝わりにくいものだったので、プロジェクトメンバー全員一致のもと、新しいプロジェクト名称について会議が開かれました。

 まず初めに、みんなで多くの案を出しました。

ラポール・パン・プロジェクトラポール・ラボラポール工房ラポールコラボ
ラポール・ファクトリーラポール・コミュラポール・デザインラポール・パン工房
ラポール・メーカーパンラボパン・コラボパン・プロジェクト
パンdeラポールショップ工房ベーカリーラボ手作りパンラボ

 他のメンバーはこれらの案を見て、「パンという言葉は入れたい!」や「手作り感が伝わるような言葉が良い」などの意見を交わし合いました。そして多数決の結果、今の「パンdeラポール(パン・デ・ラポール)」という名称が誕生しました。

 ちなみにフランス語で示すと「pain de rapport=ラポールのパン、関係のパン」という意味になります。
 フランス語では「de」を「ド」と読むのですが、そこはこだわらず「デ」と読ませています。

 「rapport」には、「親密な信頼関係」という意味があり、秦野精華園さんと私たちプロジェクトが大事にしている言葉です。


>>このページのトップへ