ハイブリッドロケット打上実験

現在TSRPの活動で非常に大きな位置を占めているのはハイブリッドロケットの打上実験です。 学生が小型のロケットを開発・製作し、学生自身の手で打上げています。打上場所は秋田県能代市と北海道大樹町です。
最初のロケットH-1(2001年)はアラスカで打上げられ、UAFが機体のほとんどの部分を製作し、TSRPは搭載計器のみを担当しました。 その後は打上場所を国内へ移し、計器と機体構造の自主開発したロケットを2004年に北海道で打ち上げました。 2005年には従来既製品使用だったハイブリッドロケットエンジンについても自主開発を達成しました。
その後は機体構造の軽量化、エンジン性能の向上など改良を続け、2009年には到達高度1.3 kmへ到達、2014年には到達高度2.4 kmを達成しました。

日米共同観測ロケット打上実験

日米共同観測ロケット打上実験は、2000年から2009年にかけてTSRPがアラスカ大学フェアバンクス校(UAF)並びに富山県立大学と共同で観測ロケットを打ち上げた実験です。 TSRPは元々この観測ロケット計画に参加するために設立された組織なので、TSRPの原点といえる計画です。 過去の実験でTSRPは姿勢系の計器を搭載し、ロケットの飛翔時の姿勢計測を行ってきました。 ロケットはNASAのOrionロケットが使用されました。