TSRPでは幾つかの班に分かれてロケット開発を行っています。
ここではTSRPを構成する班とそれぞれ活動を紹介します。

構造機構班

ロケットのボディなどの設計と製造を担当しています。 ロケットは上昇後、上空でパラシュートを開傘して地上へ軟着陸しますが、そのためのパラシュート放出機構も開発しています。 ロケットに関する全ての設計は最終的に構造機構班のチーフデザイナーへ集約されます。

燃焼班

ハイブリッドロケットと呼ばれるロケットエンジンの開発を担当しています。 エンジンの設計や固体燃料の研究を行い、より大型で高性能なエンジンの実現を追求しています。 大学構内でロケットエンジンの動作テスト(燃焼実験)も行っています。 また、ロケット発射台の保守と運用も行っています。 ロケット発射台はこれらの活動はTSRPの打上げのみならず他大学の打上げでも必要とされるため、他大学の打上げ作業でも大きく活躍しています。

計測制御班

ロケットに搭載される電子機器の開発を担当します。 ロケットには必ず電子機器が搭載されます。 これはロケットの姿勢や位置、パラシュートの開傘指令などを出すために必要だからです。 打上実験後にはロケット搭載計器のデータが読み出され、データは全ての班での開発に役立てられます。

広報班

広報活動を行っています。 様々な展示会やイベントでの展示や、訪問教室、講演、新入生勧誘などを行っています。 ポスター、フライヤー(チラシ)、VTR、広報用冊子などの企画や制作を普段は行っています。

マネジメント

TSRPでは多くの人間がロケットの開発に関わっていますが、技術的な取組みを追求するだけではロケットの完成と打上げを達成することは困難です。 TSRPではロケット打上計画をプロジェクトマネージャー(PM)が管理することにしています。 PMは円滑なロケットの開発に無くてはならない存在です。