2007年2月2日(金)に「めぐろパーシモンホール」にて、「東海大学チャレンジセンターMusic Art Project」主催のオペラ「水戸黄門〜21世紀・世直しオペラ〜」全二幕を公演しました。
今回の公演は、総合芸術と呼ばれるオペラの脚本、作曲から振り付けに至るすべてを、学生が主体となって行いました。キャスト、オーケストラ、スタッフ総勢約100名がこのオペラ公演に携わるという、チャレンジセンタープロジェクト活動として最大規模の挑戦となりました。キャストの中には教養学部の学生に混じって、工学部、文学部の学生や事務職員が加わる横断的な構成となっているのも特徴です。
昨年の11月から本格的な練習が始まりました。オペラを演じるのが初めてという学生が大多数を占め、衣装・小道具の作成、広報活動等の公演準備の作業も膨大であったことから、果たして完成まで本当にこぎつけられるのか?という大きな不安と焦りのプレッシャーをメンバー一同が感じながらスタートしました。
しかし一般公演を行う以上、失敗は許されず、また何よりも自分たちが納得のいく形で当日を迎えられるよう努力を重ねなければ、全てが帳消しになってしまうということを全員で確認し合い、練習・準備を進めてきました。
当日は、会場がほぼ満席となる盛況ぶりで、キャスト、オーケストラ、スタッフも、これまでに経験したことのない緊張感・高揚感を味わいながら、いよいよ舞台の幕は上がりました。
病弱な半兵衛一家の娘、多恵が悪党一派にさらわれ、それを水戸黄門ご一行が助け出し成敗するというストーリーを、アリアや二重奏、合唱を交えて演じるというオペラならではの演出に、場内からは「ブラボー!」という歓声がこだまするなど、大盛況の中、公演を終了することができました。
カーテンコールでは、オペラ公演に携わったスタッフ全員がステージに上がると同時に、場内からは盛大な拍手が沸き起こり、一同大きな達成感と満足感を味わいながら、公演を無事に終了することができ、この公演を通じて、本学チャレンジセンターが目指してきた「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」が、体現できたと思います。
また、このような成功を収めることができたのも、協賛頂いた企業・大学近隣の飲食店のみなさまをはじめとし、大学内外にてプロジェクト活動をバックアップしていただいた方々のおかげであると思っております。ご協力頂きました皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。