東海大学チャレンジセンターでは、来る5月30日(水)に映画監督の古厩智之[ふるまや・ともゆき]氏を本学湘南校舎にお招きし、「映画『ロボコン』にみる“挑み力”」をテーマとした講演会を開催いたします。
本セミナーは、文部科学省・平成18年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に、本学チャレンジセンターが拠点となって行う「東海大学発USR型モデルの創出・実践−多様なヒューマンリソースをマッチングして実践する地域活性化プロジェクト−」を申請し、選定された教育プログラムの一環として開催され、古厩氏の映画監督としての経験をもとに「挑み力」とは何か、をテーマにお話して頂きます。今回は、困難な課題に直面しても失敗・成功に関わらず目標に向かって挑み続けることの大切さに気付き、自ら行動する切っ掛けつくりを意図しています。さらに、事前にメールにて古厩氏への質問を募集し、講演会においてその回答をしていただく、学生とのディスカッションの時間も設けております。
古厩氏は、大学在学中の1992年に撮影した自主制作の短編映画「灼熱のドッジボール」で、ぴあフィルムフェスティバルのグランプリを受賞することにより、劇場公開用長編映画を撮影できるスカラシップ権を獲得し、1994年に劇場映画デビュー作「この窓は君のもの」を監督。2001年に「まぶだち」でロッテルダム国際映画祭のグランプリと国際批評家連盟賞のダブル受賞を果たした後、2003年に「ロボコン」が、東宝系にて全国公開されました。最新作の「さよならみどりちゃん」では、フランスのナント三大陸国際映画祭で準グランプリを授賞するなど国内外で高い評価を得ています。
【 経 歴 】
1968年11月14日 長野県生まれ。映画監督。
92年『灼熱のドッジボール』がぴあフィルムフェスティバルのグランプリに輝く。95年『この窓は君のもの』で日本映画監督協会新人賞受賞。『まぶだち』で2001年ロッテルダム映画祭グランプリと国際批評家連盟賞をダブル受賞。03年『ロボコン』(長澤まさみ主演)、04年『さよならみどりりゃん』で三大映画祭において準グランプリ受賞。