今日の若者は、多人数でひとつの目標に取り組むことを避け、できるだけ少人数で行動しようとする傾向にあります。現代社会においてもあらゆる分野で専門化・細分化が進んでいますが、このような社会で大きな目標を成し遂げるためには、「多様なものを統合できる力」が不可欠であるといえます。
本学は建学の精神の下、2005年から、「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」を教育方針に掲げ、実践を重視した教育活動を展開しています。
「集い力」 多様で広範な人々と大きな目標に向かって取り組むことのできる力 |
「挑み力」 成功や失敗にかかわらず、大きな目標に立ち向かう力 |
「成し遂げ力」 直面する課題に対して、最後まであきらめず取り組むことができる力 |
本学ではこれまで「ユニークプロジェクト」「文化活動支援金」といった学生プロジェクト支援制度により、延べ185のプロジェクトを支援してきました。
チャレンジセンターは、人文社会系から理工学系、体育・芸術・医学・海洋学といった学生が、国際貢献・社会貢献・ものづくり等のさまざまなプロジェクト活動を通じて互いに摩擦熱を発しながら自分では気づかなかった新しい側面を見つけ、多くの困難を乗り越えながらその個性を磨いていく「成長の場」です。
このように本学が掲げる教育方針は、学生時代にこそ身につけるべき重要な能力であり、本取組の結果として輩出される専門的能力と人間力を両立した「社会に貢献できる」学生は、現代社会が求める人材像と一致しているといえます。